ルーヴル博物館などと並び、歴史的価値の高い品々を数多く展示する世界4大博物館の一つとして挙げられる故宮博物院は、アジアのみならず世界中から観光客が押し寄せる人気スポットです。一日では廻りきれないほどの巨大スポットの見所をご紹介します!
国立故宮博物院のアクセス・入場料
アクセス
国立故宮博物院は、台北の中心街から少し離れた場所にあります。
MRT(地下鉄)松山新店線もしくは板南線「西門」駅の3番出口近くのバス停か「故宮博物院」行きのバスで終点まで行きます。
所要時間は道路の混み具合にもよりますが、約30分程度で、料金は15元(約50円)。MRT淡水信義線「士林」駅から徒歩10分程度で行くこともできます。
タクシーを利用する際は、観光客を狙った悪質なドライバーに注意して下さいね。
入場料
一般チケット 250元(約850円)
割引チケット 150元 ※国際学生証が必要
尚、一部の記念日等には無料参観日が用意されています。
- 1月1日 元旦
- 元宵節(旧暦1月15日)
- 5月18日 国際博物館日
- 9月27日 世界観光日
- 10月10日 国慶節
- 10月17日 台灣文化日
故宮博物院は3つの建物で構成
国立故宮博物院は大きく3つの建物からできており、左右の建物は研究棟、事務棟、図書文献館で正面の建物が本館(博物院)となっております。
本館は、地下1階のエントランスホールで1階から3階までが展示室となっています。
他にもミュージアムショップ、コーヒーショップ、レストランが併設されているため、一日滞在しても困らないでしょう。
そこには最大で60万点にも及ぶ中華文化の収蔵品の中から、常時3,000~4,000点が展示されております。
全ての収蔵品を観るには8年以上もの歳月を費やさなければならないとも言われるほどの収蔵品数です。
今回はそのうち、特に見どころが多い2階と3階をご紹介いたします。
館内の展示物は全てカメラ撮影が許可されていますので、ここでも何点か写真で紹介したいと思います。
本館2階には、時代を象徴する陶磁器が展示
新石器~六朝、隋、唐、五代、宋、元、明、清(221年~1912年)までの展示物が収められていて、主にそれぞれの時代の陶磁器が展示されています。
古い時代の物は、器の色やデザインがシンプルなものが多いですが、時代が経つに連れて原料の開発が進み、白磁、青磁、回青など、どんどん色鮮やかで複雑なデザインになっています。
そのどれも当時の世界最高基準の技術が施されており、中国王朝の権威の高さが見受けられます。
本館3階には、五大秘宝が展示
3階は紀元前の展示品がメインなのですが、やはり見どころは5大秘宝(翠玉白菜、肉形石、雕橄欖核舟、象牙透彫雲龍文套球、毛公鼎)です。
現在の技術を駆使しても製作不可能とも言われる神業的な超絶技巧で作られており、その人間が成したとは思えない精巧な作りと美しさに完全に見入ってしまいます。
翠玉白菜、肉形石が展示されている302室は特に人気があり、長蛇の列となって大変混雑しておりますが、待ってでも見る価値があると思います。
歴史好きな方は、1日では足りないと思いますので、是非時間に余裕をもってじっくり見学することをお勧め致します。
時間に余裕がない場合は、土日は21時まで営業しています。夜に訪れるのもオススメです。
アジアでこれほどの規模を誇る博物館は他にはありません。アクセスはすこし不便ですが、台北を訪れた際には是非足を運んでみて下さいね。
コメントを残す