6年前の2012年に「空飛ぶ電車」を名乗るLCCのピーチが就航して以降、飛行機を使った旅行は身近なものになりました。座席は狭いですが、上手に活用することで意外と快適に移動できます。今回は、LCCを快適に使うための座席の選び方を紹介します!
LCCは狭い?実は二つの「狭い」がある?
ピーチやジェットスターに代表されるLCCは、格安運賃を多く打ち出し、空の旅をより身近なものにしました。
格安運賃と引き換えに快適性が犠牲になっていて、その代表としてよく上げられるのは「狭い」ということでしょう。
トラベルCAMPUSでは、二つの「狭い」に着目して解説していきます。
一つ目の「狭い」。前後間隔が「狭い」
日本国内のLCCでは、ジェットスタージャパンを除く「ピーチ」「ジェットスター・ジャパン」「バニラエア」「春秋航空日本」いずれの会社も約74センチ。29インチの座席間隔を採用していて、「ジェットスタージャパン」は、ほかのLCCより約4センチ狭い28インチの座席間隔を採用しています。
ANAやJALの国内線では31インチ、南九州・沖縄路線が地盤のソラシドエアでは32インチ、福岡が地盤のスターフライヤーでは34インチですから、席が狭いという感想は、事実となりますね。
席の間隔を狭くし一席でも多く詰めることで、既存の航空会社より多くの乗客を乗せることができるため、格安運賃が実現できるということです。
二つ目の「狭い」。飛行機が「狭い」
国内のLCCは、A320もしくはボーイング737-800と呼ばれる、180席程度の小型機を使っています。
これらは、通路が一つしかない「ナローボディー機」と呼ばれる機体で天井が少し低く、圧迫感を感じる人が多いです。
大手の航空会社やソラシドエア、スターフライヤーなどの航空会社も活用している機材なので、LCCだけの問題ではありませんが、LCCの場合は100%「ナローボディー機」なので、小さい飛行機の航空会社というイメージを持つ方が多いのでしょう。
特に、春秋航空日本以外の4社、「ピーチ」「ジェットスタージャパン」「バニラエア」「エアアジアジャパン」が運航するA320型機は、窓側の天井が迫ってくる形になっているため、狭い空間が苦手な方は通路側を利用した方が良いでしょう。
「春秋航空日本」はボーイング737型機を運航しているので、機内空間の面で優位性があります。
LCCに広い席はないの?LCCの座席の選び方は?
LCCは、席を詰めている事で格安運賃を提供していることがわかりました。
次のページでは、格安運賃を享受しつつ少しでも快適に移動したいわがままなあなたに、座席の選び方からオプションの使い方まで紹介します!
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