約160年前のペリー来航以来、東洋屈指の海軍港として発展してきた横須賀港。今回は、アメリカ海軍施設や海上自衛隊司令部施設、及びそれぞれの所属艦船を船上から見学できる”国内唯一”のクルージングツアー『YOKOSUKA軍港めぐり』を紹介します!
『YOKOSUKA軍港めぐり』の概要
株式会社トライアングル運営の『YOKOSUKA軍港めぐり』は、汐入ターミナルを出発しアメリカ海軍施設(横須賀本港)や海上自衛隊司令部施設(長浦港)、吾妻島周辺を約45分で巡るクルージングツアーです。
運行時間・料金は?
クルージングと聞くとお金がかかるイメージがありますが、その内容は意外にもリーズナブル。年中無休かつ5便/日の定期運行で予定調整も簡単!
- 運行時間
- 平日11:00~15:00(1時間おき5便)
- 土日祝日10:00~16:00(1時間おき7便)
- 乗船料金
- 大人 1,400円
- 小学生 700円
- 小学生未満 無料(大人1名につき1名のみの適用)
予約方法
『YOKOSUKA軍港めぐり』では乗船日の6ヶ月前~前日まで予約をすることが可能です。
まず、公式WEBサイト右上の予約バナーをクリックし、空いている希望の日時を選択します。
次に、Eメールアドレスと参加人数を入力し、届いたメールに記載されているURLにアクセスします。
最後に、リンク先のフォームとアンケートに記入し、予約確認ボタンをクリック。「予約完了メール」の受信をもって予約完了となります!
※天候が良い場合には各便50枚ほど当日券も発売されますが、土日祝日は特に混雑するため事前の予約がおすすめです!
https://www.tryangle-web.com/naval-port.html
乗船場所「汐入ターミナル」とは?アクセス方法は?
クルーズ船にはショッパーズプラザ横須賀1Fにある汐入ターミナルから乗船することができます。
汐入ターミナルは、かつて汐入駅前にあった下士官集会所・EMクラブの内装を忠実に再現した空間であり、当クルーズの乗船券の発券所やお土産の販売所、インフォメーションセンター、休憩所などを兼ねています。
アクセス
京浜急行線 汐入駅下車 徒歩約5分
JR横須賀線 横須賀駅下車 徒歩約10分
車の際は「神奈川県横須賀市本町2-1-12」とカーナビ入力
割引方法はある?
別航路利用時の半券を利用する
トライアングルが運行する三笠桟橋発猿島行きの航路を利用した際の半券を提示すると、当日に限り割引を受けることができます。
逆に、軍港めぐりの半券で猿島航路の割引を受けることも可能です。
半券提示で食事もお得に!
「ショッパーズプラザ横須賀」内のレストランにて、軍港めぐりの半券を提示することにより、お食事代金が10%割引となります。
団体乗船でお得!
団体(15名以上)の乗船で1人当たりの乗船料が10%割引となります。
どんな船でクルーズするの?楽しむコツは?
現在運行しているのはシーフレンド7という250人乗りのクルーズ船です。2016年に就航したばかりの新造船で、広く快適な1階船室と窓がなく開放的な2階デッキが特徴です。
1階船室前部には、ガイドスタッフ及び大型モニターが設置されており、船の運行状況やガイドスタッフのアナウンスをじっくり楽しみたい方におすすめです。軍港めぐりのアナウンスというとかなりマニアックな印象を受けますが、自衛隊や米軍に関する豆知識、横須賀港の歴史などご家族連れにも十分楽しんでいただける内容となっています。
2階デッキは窓がなく開放的で、1階船室よりも高所に在るため眺望の良さも抜群!自衛艦や米軍艦をクリアに撮影したい方、クルージングならではの爽快感を味わいたい方におすすめです。
ガイドスタッフのアナウンスはスピーカーを通して2階デッキでも放送されますので、そちらも合わせて楽しむことが可能です。
満員時は特に2階デッキが混雑し、進行方向に対して片側しか見学できない場合があります。
そんな時は1階後方部にもデッキがありますので、そちらに行ってみるのもいいかもしれません。
『YOKOSUKA軍港めぐり』その見所とは?
軍港ってどんな場所なの?どんな船が見られるの?このような疑問を抱いておられる方々のために、写真を交えながら軍港めぐりの見所について紹介していきます!
出航して間もなく、進行方向右手側に見えてくるのが海上自衛隊の潜水艦です。右側はアメリカ海軍の施設じゃないの?と思われる方も多いのですが、実は海上自衛隊の潜水艦部隊のみアメリカ海軍の敷地内に司令部があるのです。
さらにもう少し進むと、イージス艦も係留することのできる海上自衛隊の施設「吉倉桟橋」に停泊する護衛艦を見ることができます。この日見ることができたのは横須賀基地を母港とするミサイル護衛艦「はたかぜ」、艦齢30年を超えるベテラン護衛艦です。
吉倉桟橋を過ぎると船は右折して、アメリカ海軍施設側に進んでいきます。ここでは、『YOKOSUKA軍港めぐり』最大の見所といっても過言ではない”航空母艦”を見学することができます。
航空母艦とは、戦闘機や電子戦機を海上で離発着させられるように甲板上が滑走路のようになっている艦で、全長は300mを超えるなどその特徴的な外見が目を引きます。
航空母艦を見学した後は、消磁所(船に溜まった磁力を消す施設)や吾妻島周辺をクルーズし、海上自衛隊の司令部施設がある長浦港へと進んでいきます。
ここでは司令部施設があるだけに、海上自衛艦を中心に様々な種類の船を見学することができます。
最後に荒井堀割水路を通過して帰港となるのですが、この水路は明治22年に人力のみで開削されたものであり、その完成によってもともとは陸続きの半島だったものが吾妻島として分離したという歴史があります。
いかがでしたか?ここで紹介した艦船等は『YOKOSUKA軍港めぐり』で必ず見学できるというわけではありませんが、船の上からならではの艦船を多数見ることができ、見どころ満載です!
クルーズという特徴上、天候に左右されやすいツアーとなっております。雨天時や強風時などは不定期に欠航することがあります。公式WEBページにて最新情報を確認することをおすすめいたします。
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