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JR西日本 新快速「Aシート」3月16日運転開始!概要・乗車レポート

今日2019年3月16日、西日本旅客鉄道(JR西日本)はJR京都線などを走る新快速列車で有料座席「Aシート」の運転を開始しました。偶然、東京から大阪まで18きっぷで移動する予定を組んでいた筆者はせっかくの機会なので乗車することに。概要と乗車レポートを紹介します。

JR西日本新快速とは

Aシートが設置されているJR西日本の新快速は、米原から京都、大阪などを経由して神戸、姫路、播州赤穂と走ります。

最高速度は130キロ、京都姫路間の表定速度は86.2キロと、在来線特急に匹敵する高速運転が特徴です。

Aシートとは

Aシートの座席

Aシートという名前の由来は、関西弁で「良い」を表す「ええ」と「A」の音をかけ、「ええシート」という関西らしいネーミングとなっています。その他には、「Amenity(快適さ)」、新快速が走る区間の路線記号「A」などの意味も込められていることです。

運転開始当初は新快速の2編成に設置され、9号車の1両のみ、46席の設置です。

料金・利用方法

新快速Aシート乗車整理券

Aシートの乗車料金は500円で、「新快速Aシート乗車整理券」という取り扱いになります。

利用方法は、先着順に座席に着席し、車内で車掌に料金を支払い、「新快速Aシート乗車整理券」を購入します。この際の決済方法はICOCAやPASMO、Suicaなどの交通系ICカードか現金が利用できますが、クレジットカードなどは利用できず、モバイルSuicaも機器の接触等の理由から原則拒否されます。

座席前乗車券ホルダー

この際、購入した乗車整理券は座席前のポケットに収納しますが、これは名古屋鉄道「ミュースカイ」などと同じ形式です。

JR東日本のグリーン車などとは異なり事前販売等は行われていないため、乗車時点ではチケットを持たずに利用することとなりますが、空席がない場合は座席のあるエリアは立席利用であっても立ち入ることができず、無料エリアとして開放されているデッキ区画で空席を待つ必要があります

座席・設備

Aシートの座席配置は、普通席と同様の2×2の4列仕様で、有料座席の幅としてはやや狭いという印象を受けました。

AC電源

座席設備としては、携帯電話やパソコンの充電などに使えるACコンセントを利用できるほか、リクライニング機能、テーブル、無料Wi-Fiも設けられています。

座席足元のゆとりを左右するシートピッチは970mmで、在来線の特急列車とほぼ同じシートピッチです。

運転スケジュール

2019年3月16日現在のタイムテーブル
出典:JRおでかけネット

現在、Aシートは一日2往復4本の運転です。野洲から姫路(平日一往復は網干)の間を運転し、平日は通勤を意識した、休日は観光客を意識したタイムスケジュールとなっています。

今後の増発等については明確な発表がなく、利用状況などを総合的に鑑みて判断される見込みです。

最新の時刻情報については、JRおでかけネットをご参照ください

Aシート運転開始初日の様子

発車時の車内の様子

運転初日となった3月16日(土)、19時28分野洲発姫路行きの最終列車を利用しました。野洲を出発する時点で鉄道ファンを中心とした利用客で満席。デッキで空席を待つ人の姿も数人見られました。

新大阪駅でのAシート車両の様子

その後、停車の度にデッキで空席を待つ鉄道ファンの姿が増え、新大阪出発時には通勤時の一般車両と変わらない程の込み具合となりました。今後、日が経つとともに利用状況は落ち着いてくるものと思われますが、当面は始発駅以外からの乗車ができない場面もあるでしょう。

 

今回紹介したAシートは、青春18切符でも利用可能な座席となっています。通勤だけでなく観光にも適したスケジュールとなっているため、東京・名古屋方面からの旅がより快適なものとなるでしょう。

Aシートのようなサービスも上手に活用して、よりお得で便利で快適な旅を企画してみてはいかがでしょうか。

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